太陽光発電のメリットとデメリット

太陽光発電を導入する人が、近年は年間で30万人程度も増えています。
東日本大震災後に国民的なエネルギー議論が起き、
個人でも太陽光発電を行なう人が増えたという要因もあります。
当然、いろいろと考えた上での決断だと思うのですが、
実際に太陽光発電にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

住宅を回ってくる設置業者の営業担当者は、メリットしか語りません。
公平な視点から、太陽光発電のメリット・デメリットを考えてみたいと思います。

太陽光発電のメリットについて

最初にメリットを考えたいと思います。
挙げれば切りがありませんが、代表的なポイントを整理すると、以下のようになるかと思います。

  • ・電力会社から買う電気を減らして、節約ができる
  • ・電力会社に電気を売って、お金を稼げる
  • ・災害時に自家発電の電力で乗り切れる場合もある
  • ・家族や本人の電気・エネルギーに対する意識が変わる
  • ・再生可能な社会作り、国づくりに貢献できる

特に上の2つは、太陽光発電の決定的なメリットです。
今後電力が自由化され、自分の住んでいるエリア以外の電力会社にも電力が売れるとなれば、
売電価格に競争力が生まれて、より大きな利益を生む可能性も出てきます。
もちろん家庭用の太陽電池では、発電できる量が限られてきます。
それでも生活に必要な電気は賄えますし、余った電力を売って太陽光パネルの
月々のローンを支払うくらいの発電量は確保できます。

太陽光発電のデメリットについて

一方、デメリットもあります。

  • ・天気や気候に発電量が左右される
  • ・住宅の屋根によって発電量がかなり変わる
  • ・太陽電池やその他設備に寿命がある
  • ・メンテナンスが必要
  • ・反射光、落雪など、近所とのトラブルが生まれる可能性もある
  • ・200万円の初期費用が発生する

特に上の2つ、天候や気候、屋根の形や向きによって
発電量がかなり変わってしまう点は、明らかなデメリットです。
例えば日照時間の長い静岡県や宮崎県、愛知県のような場所にあり、
南向きに広く屋根が広がっているような家では、かなりの発電量が見込まれます。

しかし一方で、北陸や東北の日本海側など日照時間が比較的短いエリアで、
さらに北向き、東西向きの屋根にしかパネルを設置できないとなると、
どうしても発電量は落ちてしまいます。

年間の日照時間が多い地域にある住宅でも、
近隣に大きなビルがあって太陽の光が直接に当たらない場合は、残念ながら発電量が落ちてしまいます。
その他、交通量の多い都心部ではパネルの表面の油汚れを定期的に掃除する必要があったり、
場所によっては近隣住宅への反射光や落雪対策を考える必要も出てきたりもします。

日本は太陽光パネルを設置できる環境にある人が大部分

住んでいる場所、住宅の形状により、
どうしてもデメリットが勝る人も居るかもしれません。

ですが、人口比率を考えたとき、
大部分の人が日照時間の多い太平洋側の関東や中部、関西、九州エリアに住んでいます。
日照時間の少ない都道府県ワースト5を挙げれば、島根県、秋田県、山形県、富山県、青森県になります。
いずれも人口の少ない自治体かと思います。

また、日本は階数の高さ平均が、先進諸国と比べても低いというアドバンテージもあります。
例えば横浜のような町でも、市内にある建物のおよそ9割が2階以下の低層の建物
だという統計結果(cf. 建物の階数、横浜市)があります。

要するに、日本人の大部分が日照時間も長く、建物の平均階数が低い、
太陽光発電に適したエリアに住んでいるのです。

日照時間が確保できて、自宅周辺に2階程度の建物しかないような場合はチャンスです。
設置業者にお願いすれば現地調査に来てくれるので、
一括見積もりサイトなどを利用して、設置業者にコンタクトを取ってみてください。